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韓国のプロ野球はどんな日程

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韓国では1982年からプロ選手による野球のリーグ戦が行なわれています。現在は、統括団体である韓国野球委員会の名称をとって、プロリーグ戦は「KBOリーグ」という名称で開催されており、2016年には年間で800万人以上が球場で観戦しています。

KBOリーグは日本のプロ野球と同様、3月下旬から4月初旬の間に公式戦が始まり、10月下旬から11月初旬までの間にその年のナンバー1のチームが決まります。日本のプロ野球は12のチームが2つのリーグに分かれて公式戦を戦いますが、2リーグ制を採用していないKBOリーグでは全10チームが16回総当たり、計144試合の公式戦に臨みます。

試合は10月はじめ頃まで行なわれ、試合が中止になった場合は9月以降に改めて試合がセッティングされます。基本的には1日1試合ですが、期日までに日程がすべて消化できない可能性がでてきた場合はダブルヘッダーが組まれます。公式戦の順位は、引き分けだった試合を消化試合数にカウントせずに計算した勝率によって決定し、上位5チームが10月中旬頃から行なわれるポストシーズンゲームに進みます。

ポストシーズンゲームは数年に一度の頻度で開催形式が変更されており、2015年シーズンからはステップラダー方式のトーナメントが採用されています。まず、4位と5位のチームが変則の2戦先取制のワイルドカード代表決定戦を戦います。変則なのは、4位チームに1勝分のアドバンテージが与えられるためです。

ワイルドカード代表は3位のチームと5戦3勝制の準プレーオフを戦い、勝った方が2位チームとのプレーオフに進出します。そして、このプレーオフを制したチームが1位チームと7戦4勝制の「韓国シリーズ」を戦って、その年の優勝チームを決定します。