プロ野球ドラフト会議制度の概要
プロ野球ドラフト会議は、セ・パ両リーグ全12球団が新人選手獲得を目指し、プロ野球会入りを希望する選手を対象として毎年秋に実施される会議です。
指名した時点で入団が決定するわけではなく、あくまでも選手との交渉権の獲得を目指すための会議となっています。
かつてはドラフト会議自体が存在していなかったため、選手との入団交渉は自由に行われていましたが、資本に勝る球団に有力選手が集中するというデメリットがありました。
この問題を解決すべく1965年から実施されるようになり、逆指名制度や自由獲得枠の導入など紆余曲折があったものの、現在はこのような特別枠の設定は無く、公平なドラフト会議が実施されるようになっています。
基本的にプロ志望届けを提出している選手であれば誰でも指名が可能ですが、プロ志望届けを提出しながら指名を拒否し、外国の球団へ入団した選手については、一定期間指名できないというルールもあります。
指名後の交渉可能期間は、社会人チームに所属している選手は翌年の1月末まで、それ以外の選手については翌年の3月末までとなっており、この期間に入団が決定しなかった選手については交渉権が無効となります。